長野県おすすめツーリングコース 1日目

おすすめツーリング(1/4日目)

私がおすすめする、「信州バイクツーリング 周遊モデルルート」の”1日目”について、詳しく紹介します。このモデルルートは、広い長野県を4日間かけて、反時計回りに丸ごと一周する周遊コースです。

最初のスタート地点は、首都圏から信州にやって来るライダーを想定して、群馬県との県境にある上信越自動車道の松井田妙義インターとしました。1日目は、松井田妙義ICを出発し、碓氷峠(国道18号 旧道)を越えて長野県に入り、北上して野沢温泉に至る、約150kmのコースです。自宅から出発地点の松井田妙義インターに来るまでの間を考慮して、1日目の走行距離は短く設定しましたが、走り足りない方のために、おすすめの迂回路や立ち寄り先も紹介しておきます。

1日目 ルート 概要

  • 出発地: 松井田妙義インター出口
  • 経由地: 碓氷峠・軽井沢・浅間山・白根山・志賀高原 etc
  • 到着地: 野沢温泉(宿泊)
  • 走行距離:約150km(自宅=出発地間は別)

信州バイクツーリングの1日目は、群馬県から碓氷峠(国道18号 旧道)を越えて、長野県の軽井沢町に入ります。大勢の避暑客で賑わう夏の軽井沢を抜けたら、山を越え野を越え、信州の北端に位置する野沢温泉村を目指します。

メインとなるルートは、長野県と群馬県の県境に沿って走る「浅間・白根・志賀さわやか街道」。鬼押ハイウェー(有料)で浅間山越えると、キャベツ畑が広がる群馬県嬬恋村です。その先の万座ハイウェー(有料)で白根山を越えると、再び長野県の志賀高原へと至ります。志賀高原の「北信州もみじわかばライン」から、「奥志賀公園栄線」(旧奥志賀スーパー林道)を走り山を下ると、野沢温泉村へと到着します。

上記ルートでは、浅間・白根火山ルート「鬼押・万座ハイウェー」という有料道路を通りますが、草津白根山の噴火警戒レベルが引き下げられ、国道292号(志賀草津道路)がバイクでも通行可能になれば、本来の「浅間・白根・志賀さわやか街道」(国道146号~国道292号)を使って、有料道路を迂回できます。

1日目ルートの見どころ

自宅が近くて、この1日目のコースでは走り足りないという方のために、いくつかおすすめの寄り道を紹介しておきましょう。
1つ目は、群馬県の観光名所ですが、浅間山を越えた嬬恋村あるいは長野原から東へ十数キロほど行った所にある 八ッ場ダム。2009年の民主党による政権交代により、造る造らないで紆余曲折したいわく付きのダムですが、その規模と吾妻渓谷の眺望との対比は、一見の価値ありです。
2つ目は、万座温泉から長野県の須坂市に至る「大前須坂線」(群馬県道466号~長野県道112号)で高山村まで下りて、「信州高山あじさいロード」(県道66号)で志賀高原の熊の湯へと戻ってくる脇道です。特に、上りの途中にある山田牧場からの眺望が最高!。ただし、県道112号は5月下旬まで、県道66号は6月上旬まで冬季閉鎖が続きますので、ご注意ください。
温泉に入る猿3つ目は、志賀高原から湯田中・渋温泉郷までいったん山を下りて、スノーモンキーで有名な 地獄谷野猿公苑に立ち寄るコース。途中でも、道でサルにはしばしば会えると思いますが、温泉に浸かるサルはここでしか見れません(笑)。
4つ目は、奥志賀の「北信州もみじわかばライン」の途中から、「奥志賀公園栄線」(旧奥志賀スーパー林道)で野沢方面ではなく、栄村(切明温泉)へと向かうルート。だいぶ遠回りになりますが、信州でも秘境と言われる秋山郷の景色も一見の価値ありです。

以下では、途中のルートと見どころを、詳しく紹介していきます。

碓氷峠・国道18号旧道

めがね橋出発地点の松井田妙義ICは群馬県安中市松井田町にありますが、ここと長野県北佐久郡軽井沢町とを結ぶ両県の県境にあるのが、「碓氷峠」(うすいとうげ)です。

碓氷峠は、江戸と京都を結ぶ中山道の難所のひとつで、関東から信濃の国への入口となっていた場所です。この中山道に沿って造られたのが国道18号で、碓氷峠(旧道)の区間には、なんとカーブが184個もあります!。1971年に碓氷バイパスが開通したことで、旧道は幹線道路としての役目を終えましたが、その旧道に沿って走っていた旧信越本線の遺構があちこちに残り、その廃線跡を歩く「アプトの道」への入口として、景色よし、走ってよしの、絶景峠として、バイク乗りにも大人気の峠です。

軽井沢

旧三笠ホテル碓氷峠を越えたら、すぐ軽井沢の街中に入ります。JR北陸新幹線の軽井沢駅前を右に折れたら、そこが軽井沢のメインストリート。お洒落なカフェと歴史ある建造物とが入り交じり、日本を代表する避暑地・軽井沢らしい景色が広がります。旧三笠ホテルがある、から松並木の「三笠通り」は、春の芽吹きや秋の黄葉がとても美しく、多くの詩歌にも詠まれています。その先は「白糸ハイランドウェイ」。有料道路(二輪自動車:200円)ですが、残念ながら避けては通れません(汗)。その途中にある「白糸の滝」も、軽井沢を代表する観光スポットです。

浅間山・鬼押出し

浅間山・鬼押出し白糸ハイランドウェイの終点にある「峠の茶屋」からは、「浅間・白根・志賀さわやか街道」を北上します。国道146号を使ってもいいのですが、せっかくなので有料道路の浅間・白根火山ルート「鬼押ハイウェー」(二輪車:400円)を使い、鬼押出し園を経由して浅間山を越え、キャベツ畑で有名な嬬恋村(三原)へと下ります。

白根山・万座草津

白根山火口嬬恋村の万座・鹿沢口駅からは、国道292号線(浅間・白根・志賀さわやか街道)で草津温泉を経由して、白根山の火口にあたるエメラルドグリーンの神秘的な湯釜をぜひ見学して欲しいところですが、現在は火山規制に伴い立入りが禁止されています(泣)。また、草津温泉と万座温泉とを結ぶ区間(殺生河原駐車場~万座三差路)は、白根山の噴火警戒レベルへの対応のため、通行規制が掛かっています。平成31年4月から、この通行規制は日中のみ解除されましたが、解除の対象は『自転車、バイク、オープンカー除く車両』となっていて、オートバイは依然として通行できませんのでご注意ください!。

この通行規制がある間は、仕方ないので、有料道路の浅間・白根火山ルート「万座ハイウェー」(二輪車:7400円)を使って、万座温泉へと登っていきます。万座温泉の周辺には、ここは月面かと見間違うような木も草も生えない岩場が広がり、ヘルメットの中にまで硫黄の臭いが充満してきますよ。

志賀高原

横手山白根山、横手山を巡ると、志賀高原へと至ります。ただし、志賀高原をオートバイで走っただけでは、周りにはスキー場の夏の景色が広がるだけで、さほどの感動は得られません(汗)。ぜひバイクを降りて、池や湿原の広がる高原のトレッキングをお楽しみください。

奥志賀スーパー林道

奥志賀スーパー林道滋賀草津高原ルート(国道292号)の蓮池交差点からは、「信州もみじわかばライン」(県道471号~県道502号)で奥志賀へと向かいます。奥志賀のさらに奥を走るのが、「北奥志賀公園栄線」(旧奥志賀スーパー林道)。出会いの交差点を右に行けば、峠を越えて、栄村の切明温泉・秋山郷へと至ります。ここは、左の野沢温泉方面へと向かうことに。舗装されているとはいえ道幅は狭く、野沢温泉に至るまでの約40kmの区間に人家はまったく無いので、事故や故障には細心の注意が必要です(汗)。終点間近の区間は、野沢温泉スキー場のエリア内。この林道も雪が降れば、スキー場のコースのひとつになります(笑)。スキー場を降りたら、1日目の終点で宿泊先となる、野沢温泉の温泉街です。

野沢温泉では、立派なホテルや旅館もありますが、ここではアットホームな民宿に泊まるのがおすすめ!。お風呂は外湯巡りで、旅の疲れを癒してください。熱湯のように熱いお湯にビックリすると思いますが、その代わり有効成分が濃くて、とても身体が癒されますよ。

なお奥志賀公園栄線は、雪が無くても11月上旬から6月上旬までの冬期間は通行止めになりますので、ご注意ください。

ルート地図(Googleマップ)

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