長野県おすすめツーリング 2日目

おすすめツーリング(2/4日目)

私がおすすめする、「信州バイクツーリング 周遊モデルルート」の”2日目”について、詳しく紹介します。このモデルルートは、広い長野県を4日間かけて、反時計回りに丸ごと一周する周遊コースです。

2日目 ルート 概要

  • 出発地: 野沢温泉
  • 経由地: 野尻湖・戸隠・白馬・安曇野・上高地 etc
  • 到着地: 白骨温泉(宿泊)
  • 走行距離:約200km(扇沢=黒部ダム間は別)

信州バイクツーリングの2日目は、長野県の北東端に位置する野沢温泉村を出発して、県北西に位置する北アルプスの麓、白馬村へと西進します。その昔にマンモスが住んでいた野尻湖や、パワースポットとして人気の戸隠神社、”おやき”で有名な鬼無里(きなさ)を過ぎて、白馬村へと入ると、そこではまさに、『トンネルを抜けると そこは北アルプスだった』とばかりの景色が、眼前に広がりますよ!。

白馬からは、雪を戴く北アルプスの山並みを横目に見ながら、「北アルプスパノラマロード」を南下します。この北アルプスパノラマロードの高瀬川沿いに走る堤防道路の区間は、「安曇野アートライン」とも重なっています。ちなみに”安曇野”とは、安曇野市だけを指すのではなく、北アルプスの麓に湧き出した清流が潤すこの辺りの田園地帯を総称する呼び名で、大町から松本に至る安曇野平一帯を指しています。大王わさび農場に着いたら、その安曇野アートラインを西進し、安曇野ジャンセン美術館から「山麓線」(県道25号)を巡って、2011年のNHK連続テレビ小説『おひさま』の舞台ともなった安曇野の景色を堪能してください(笑)。

山麓線から「日本アルプスサラダ街道」へと入り梓川を渡ったら、国道158号(野麦街道)が横切ります。梓川と松本電鉄上高地線に挟まれた「野麦街道」を西へと進み、山へ山へと上っていくと、その先にあるのが日本を代表する景勝地、上高地です。大正池や清流梓川に架かる河童橋など、上高地はぜひ立ち寄って頂きたい場所ですが、マイカー規制のためオートバイで行くことは出来ません。沢渡でバスかタクシーに乗り換え、しばしバイクを降りて、上高地の散策をお楽しみ下さい。沢渡に戻ったら、2日目の宿、乳白色の濁り湯で知られる白骨温泉はすぐ先です。

2日目ルートの見どころ

野沢温泉から白骨温泉までのツーリングコースの距離は、Googleマップによると 196km、4時間45分です。沢渡から上高地に行く場合は、タクシーで片道30~40分、散策して往復すると最低でも2~3時間は掛かります。上高地は行ったことがある、あるいはこのコースでは走り足りないという方のために、いくつかおすすめの寄り道を紹介しておきましょう。
1つ目は、白馬の八方尾根スキー場のエリア内を登り、八方池へ登る登山者の玄関口ともなっている黒菱林道。終点の黒菱駐車場の標高は 1,500mで、北アルプスから北信州の山々と白馬一帯を見渡す景色は絶景です。林道の脇は険しい急斜面ですが、冬はスキー場で夏は牧場になっているので、木が生えていません。そのため、あそこが縮み上がるくらいスリル満点の山道です!(笑)。
黒四ダム2つ目は、日本一の高さを誇る 黒部ダム。ただし、黒部ダムへの玄関口となる扇沢駅は長野県ですが、黒部ダム本体は富山県にあります(汗)。白馬から北アルプスパノラマロードを南下し、青木湖と木崎湖を過ぎて大町の市街地が近づいてきたら、北アルプスの立山を目指して、「大町アルペンライン」を西へと山を上っていきます。その終点が扇沢駅。ここで関電トンネルの電気バス(片道16分、大人往復2,570円)に乗り換え、黒部ダムに向かいます。扇沢駅を出発し、黒部ダムを1時間ほど見学して戻ってくるまでに要する時間は、約2時間ほどです。
3つ目は、国宝・松本城。安曇野を南下すれば、すぐに松本市の市街地に入り、松本城はその中心部にあります。天守閣が現存する日本唯一の平城で、その黒く勇壮な佇まいから烏城(からすじょう)とも称されます。また、古くから城下町として栄えた松本市内には、旧開智学校をはじめとする観光スポットが沢山あります。

以下では、2日目の途中のルートと見どころを、詳しく紹介していきます。

飯山・野尻湖

野沢温泉を出発したら、千曲川に沿って走る国道117号で飯山を南下します。千曲川の堤防に沿って、4月末からは桜が咲き、5月に入ると一帯は菜の花で埋め尽くされ、それはそれはキレイです。飯山市では、5月のGWに菜の花まつりが開催されます。飯山からは、信越自動車道か飯山妙高高原線(県道96号)、あるいは飯山斑尾新井線(県道97号)で斑尾高原を抜けて、野尻湖へと向かいます。野尻湖の湖底からはナウマンゾウの化石が出土し、湖畔には野尻湖ナウマンゾウ博物館があります。

戸隠・戸隠神社

戸隠奥社の杉並木の参道野尻湖からは、もろこし街道とも呼ばれる信濃信州新線(県道36号)で信濃町を抜け、戸隠へと上っていくと、パワースポットとしても知られる戸隠神社があります。

戸隠神社は、戸隠山の麓に建立された奥社・中社などの五社からなる神社で、1時間半ほど歩く余裕があれば、ぜひ奥社を訪ねて欲しいところです。無理であれば中社をお参りし、その前にあるうずらやで、名物・戸隠そばを堪能してください。人気のうずらやは、平日でも午前中から行列ができますが、戸隠には他にも美味しい蕎麦屋が沢山ありますよ。ちなみに、もろこし街道で一番人気の”焼とうもろこし小屋”は小林農園で、こちらも行列必至です(汗)。

鬼無里

鬼無里の紅葉戸隠からは、信州の西に聳える北アルプスを目指して白馬村へと向かいます。ここで私がおすすめする鬼無里(きなさ)を通るコースは、大型バイクではちょっと走りにくい山道です。そこで、山を下りて通称オリンピック道路(県道31号~33号)を走っても構いません。オリンピック道路からも、途中で雪を戴くの北アルプスを望むことができますよ。

おすすめのルートでは、戸隠の宝光社の前で右に折れ、信濃信州新線(県道36号)で鬼無里へと抜けます。以前は鬼無里村という小さな村でしたが、平成の大合併で長野市に編入されてしまいました。鬼伝説の残る鬼無里はとても山深く、一日の寒暖差が激しいことから、長野県にあっても特に秋の紅葉が美しい場所です。鬼無里には、紅葉の時期以外でも、いろは堂の”おやき”を買い求めに来る観光客が後を絶ちません。ただ、いろは堂のおやきは窯焼きのおやきで、蒸したおやきで育った私には、どうも口に合いません(汗)。一口に”おやき”といっても千差万別、信州でも地域ごとに、作り方や具材に違いがあります。ぜひ、色々なおやきを食べ比べてみてください!。

白馬・北アルプス

国道406号鬼無里から、国道406号の山道を走り白馬村へと入ると、白沢洞門という小さなトンネルがあります。そのトンネルを出ると、そこにはまさに、『村境のトンネルを抜けると雪を戴く北アルプスであった』と感動頂けること間違いなしの絶景が待ち受けています!。山を下りて、JR大糸線を跨げば、そこが白馬村の中心部です。正面の山に広がるゲレンデは、白馬八方尾根スキー場。その山肌をクネクネと標高1,500mまで登っていく道が、黒菱林道です。

白馬からは、北アルプスの美しい山並みを右手に望みながら、田園地帯と青木湖や木崎湖の湖畔を通る「北アルプスパノラマロード」(国道148号)を一路南下します。

安曇野

安曇野北アルプスパノラマロードは、大町市で高瀬川を渡ったら、国道148号から高瀬川沿いを走る県道306号へと切り替わります。この見晴らしのよい堤防道路の区間は、「安曇野アートライン」とも重なっていて、安曇野を訪れるライダーにも大人気のコースです。ただし、信号の無いまっすぐで広い堤防道路なので、スピードの出し過ぎにはご注意ください(笑)。

安曇野の観光スポットとして有名な大王わさび農場に着いたら、右折して安曇野アートラインを西進し、安曇野ジャンセン美術館から「山麓線」(県道25号)へと左折します。この辺りが、大町から松本まで広がる”安曇野平”の中心部で、井上真央ちゃんがヒロインを演じたNHKの朝ドラ『おひさま』の舞台にもなった場所です。ちなみに安曇野市は、2005年に旧南安曇郡豊科町と穂高町など3町2村が合併して誕生した新しい自治体です。

上高地

上高地山麓線から「日本アルプスサラダ街道」へと入り梓川を渡ったら、「野麦街道」(国道158号)へとぶつかります。松本電鉄上高地線や梓川に沿って、野麦街道を山へ山へと上っていくと、その先にあるのが日本を代表する景勝地、上高地です。ただし通年マイカー規制のため、上高地までオートバイで行くことは出来ません。沢渡でバスかタクシーに乗り換える必要があります。沢渡から大正池あるいは河童橋まではタクシーで片道30~40分、散策して往復すると最低でも2~3時間は必要ですが、行ったことが無い人は、ぜひ立ち寄って頂きたい名勝地です。

白骨温泉沢渡からは、この日の宿泊地である白骨温泉はすぐ先です。乳白色の湯として知られていますが、湧き出した時は無色透明で、時間とともに白濁します。また、『白骨の湯に三日入ると 三年は風邪をひかない』と言われるほど良いお湯で、国民保養温泉地にも指定されていますよ。

ルート地図(Googleマップ)

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