長野県おすすめツーリング 4日目

おすすめツーリング(4/4日目)

私がおすすめする、「信州バイクツーリング 周遊モデルルート」の”4日目”について、詳しく紹介します。このモデルルートは、広い長野県を4日間かけて、反時計回りに丸ごと一周する周遊コースです。

4日目 ルート 概要

  • 出発地: 諏訪湖
  • 経由地: 美ヶ原高原・ビーナスライン・霧ヶ峰・白樺湖・メルヘン街道 etc
  • 到着地: 松井田妙義インター(1日目出発地)
  • 走行距離:約200km

信州バイクツーリングの最終日・4日目は、諏訪湖の湖畔の宿を出発したら、一路、美ヶ原へと向かいます。美ヶ原からは、観光道路として名高い絶景の広がる高原ハイウェイ「ビーナスライン」をひた走り、霧ヶ峰車山高原白樺湖から八ヶ岳高原の麓の蓼科高原と巡ります。その後、「メルヘン街道」(麦草峠)を経て、千曲川の源流(川上村)にほど近い小海町へ出たら、日本で一番高所を走るJR小海線(八ヶ岳高原線)沿線の、長閑な日本の原風景をお楽しみください。

4日目ルートの見どころ

千曲川上流域から、1日目の出発地点である「松井田妙義インター」まで戻るには、佐久市内は交通量が多く渋滞しがちなので、現在建設中で無料解放されている中部横断自動車道(八千穂・佐久穂IC~佐久小諸JCT)と、上信越自動車道を使うのが無難です。あとはご自宅まで、無事にお帰りください!。

自宅が近くて、この4日目のコースでは走り足りないという方のために、いくつかおすすめの寄り道を紹介しておきましょう。
1つ目は、白樺湖からビーナスラインを北上して女神湖へと周り、県道40号(諏訪白樺湖小諸線)を下ってから県道152号(雨境望月線)でサニーカントリークラブへと出たら、県道482号(大木浅田切線)で再び白樺湖へと戻ってくる寄り道です。途中には蓼科第二牧場などが広がり、高原の快適なワインディングロードが楽しめます。
2つ目は、蓼科高原からビーナスラインを北上した所に山麓駅がある 北八ヶ岳ロープウェイで、標高2,237mの山頂駅(坪庭駅)を訪れる立ち寄りです。100人乗りの大型ロープウェイに乗れば、高低差466mを、たった7分で登ることができます!。山頂には自然が造り出した”坪庭”が広がり、1周30分~40分ほどの散策路には自然そのままの高山植物が季節毎に咲き、訪れる人々を魅了します。
臼田のパラボラアンテナ3つ目は、佐久市(旧 臼田町)にある JAXA 臼田宇宙空間観測所。小惑星探査機・はやぶさ等との通信を行うための大型パラボラアンテナが設置されて、その大きさは直径64mで日本一!。すぐ真下まで見学に入ることができ、その大きさには圧倒されます。小さいですが、資料館も併設されていますよ(10~16時 年中無休、無料)。国道141号からは、県道121号に入って約15km、比較的平坦で走りやすいワインディングロードで約20分ほどです。道は舗装してありますが、排水のための側溝が何か所か道路を横切り、グレーチングの蓋が外れていたり段差が出来ていたりするので、飛ばし過ぎには注意してください。

以下では、途中のルートと見どころを、詳しく紹介していきます。

諏訪大社下社・木落し坂

御柱祭りせっかく諏訪に来たので、ツーリングに出発する前に、諏訪大社にお参りしておきましょう。諏訪大社は全国2万5千の諏訪神社の総本社で、諏訪湖周辺4か所にある上社本宮・前宮、下社秋宮・春宮の総称です。1か所だけお参りするには、下社秋宮がおすすめ。見所が多く、すぐ隣にある新鶴本店の塩羊羹は、信州土産にイチオシです!。下社秋宮から4kmほど美ヶ原方面に上った先には、御柱祭で注目を浴びる木落し坂(下社)があります。

美ヶ原高原

美ヶ原諏訪から国道142号を山へと上っていくと、途中の中山道和田峠付近で「ビーナスライン」(落合大橋)と立体交差しますので、美ヶ原へと向きを変えます。ビーナスラインを約18km、25分ほど走ると、道の駅美ヶ原高原に到着します。美ヶ原は、ビーナスラインの最高地点となる標高2,000mに広がる高原で、信州の展望台とも呼ばれるとおり、そこには北アルプスや浅間山など360度の大パノラマが広がります。周辺の美ヶ原高原美術館のエリアには、数々の彫刻が屋外展示され、広大なパノラマを背景に現代アートを楽しむことが出来ます。

ビーナスライン

ビーナスラインビーナスラインは、茅野市と美ヶ原高原とをつなぐ、日本を代表する観光山岳道路のひとつです。昭和30年代に、長野県による観光開発の一環として中信高原スカイライン構想が持ち上がり、昭和36年に蓼科有料道路(茅野-蓼科湖間)の建設が、昭和41年には霧ヶ峰有料道路霧ヶ峰線の建設が始まります。昭和43年には、両方の有料道路を併せて呼ぶ愛称として、公募によりビーナスラインという名前が決まりました。昭和61年から順次無料開放され、平成14年に全線が無料化されています。

八ヶ岳中信高原国定公園を縦走するビーナスラインのルート上には、美ヶ原高原や霧ヶ峰、車山高原、蓼科高原、白樺湖といった観光地が集積し、森林や高原地帯をワインディングロードで駆け抜ける爽快感は最高です!。

霧ヶ峰・車山高原・白樺湖

白樺湖和田峠の落合大橋から白樺湖に至るまでのビーナスラインの区間は、標高1,925mの車山や鷲ヶ峰からの緩やかな起伏が続く高原地帯(霧ヶ峰高原車山高原)で、木がほとんど生えていないため見晴らしがよく、まるで天空の道を走っているかの様な大パノラマの景色が広がります!。絶景に見とれて、車線をはみ出さない様にご注意ください(笑)。

ちなみに”霧ヶ峰”というと、三菱のエアコンを先に思い浮かべる人が多いかもしれません(笑)。三菱電機のホームページによると、三菱電機が初めて床置形の家庭用エアコンを発売したのが1959年、商品名は”志賀”と”上高地”、そして窓掛形の”軽井沢”でした。そして1967年にセパレート型の壁掛形エアコンを発売するにあたり、商品名を”霧ヶ峰”と命名。1967年当時は、空前の別荘ブームで、避暑地にもうひとつのわが家を持つことが憧れのライフスタイルとなっていたことから、長野県の高原である霧ヶ峰の名前を拝借したそうです。ちなみに三菱電機に対しては、霧ヶ峰の知名度アップに貢献したとして、諏訪市から感謝状が贈られたそうです(笑)。

蓼科高原・メルヘン街道

メルヘン街道白樺湖から茅野市方面に下った場所に広がる別荘地帯が、蓼科高原です。古くから湯治場として親しまれてきましたが、昭和に入ると清涼な高原環境が医学的に認められ、温泉保養地としての別荘地開発が始まります。さらに昭和27年には蓼科湖が完成、昭和30年代にはリゾート地としての大規模な開発が進めれました。

その蓼科高原と佐久穂町とを、標高2,127mの野麦峠を越えて結んでいるのが「メルヘン街道」(国道299号)。国道が通る最高地点としては、志賀高原の渋峠(2,172m)に次ぐ第2位の高さで、冬期は閉鎖されます。ビーナスラインや大門街道に比べると交通量が圧倒的に少ないので、別荘地を抜け、蓼科や八ヶ岳を望む高原のワインディングロードをオートバイで存分に楽しむことができます!。

JR小海線(八ヶ岳高原線)沿線

小海線・松原湖駅メルヘン街道の九十九折の峠を下りた先を右折し、県道480号(八ヶ岳ビューロード)を小海町方面へと向かうと、松原湖入口交差点で国道141号に出ます。交差点の先にあるのが、JR小海線の松原湖駅(無人駅)。1日の平均乗車人員が十人ほどの、小海線内でも特に利用客が少ない駅ですが、行楽シーズンの休日ともなると、外国人を含め大きなリュックを背負った登山客が駅舎と車両の写真を撮りにぞろぞろと列車から降りてきます(笑)。松原湖駅の標高は986mで、JRの駅の中で9番目に高い場所にあります。ここから山梨県側に向かって1駅進むごとに標高が高くなり、5つ先の野辺山駅(1,345m)が日本で一番高い地点にある鉄道の駅です。八ヶ岳高原線という愛称を持つ小海線は、八ヶ岳東麓の野辺山高原から千曲川の上流に沿って佐久盆地までを走る高原鉄道で、千曲川上流域に沿ったこの辺りの車窓からの景色は、山と川と田んぼに囲まれた日本の原風景らしい趣が感じられます。

松原湖駅から国道141号を15kmほど北上すると、佐久市に入ります。佐久市内は交通量が多く道が混雑しがちなので、初日の出発地点の松井田妙義インターに戻るには、途中で現在建設中の中部横断自動車道(無料区間)に乗り、佐久小諸ジャンクションから上信越自動車道を使うのが無難です。後はご自宅まで、どうぞ無事にお帰りください!。

ルート地図(Googleマップ)

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